農園でよく見かける雑草「ひっつき虫」のお話
こんにちは!
いんくるネットの農園では、定期的に草刈りや畑の手入れなどの作業を行っています。
作業をしていると、季節ごとにさまざまな草花に出会いますが、秋になると特によく目にするのが、服や靴下にくっついてくる“ひっつき虫”です。
今回は、そんな身近な草について、少しご紹介したいと思います。

畑や道端に秋になると見かけるコバノセンダングサ(小葉の栴檀草/キク科)は黄色の小さな花を咲かせる雑草です。
よく似た種類にコセンダングサがあり、こちらは舌状花(黄色い花びら)をほとんどつけず、全体的に白っぽい毛が多いのが特徴とされています。
また、名前の似たセンダングサという植物もあり、こちらは葉の縁に細かいギザギザ(鋸歯)があり、先端が尖っているのが特徴です。
これらの植物は、種子が熟すと「ひっつき虫」となり、動物や人の衣服にくっついて運ばれることで広がっていきます。知らない間に洋服に付いていることがあったのではないでしょうか。実が熟すと、星型に開くのも特徴のひとつです。
ひっつき虫の取り方は粘着テープ(コロコロ)、ウェットティッシュ、ゴム手(軍手)を使うと手軽に取れます。ペットボトルで擦るのもよいようです。
大量についてしまった場合は無理に払わず、水に湿らせてから取るのがコツのようです。
葉は天ぷらやお浸しで美味しくいただけるようですよ。
※食用にする場合は自己判断せず、十分ご注意ください


