新作俳句掲載お知らせ・【気になる季語】今回のテーマ「分かり辛い季語」
こんにちは!
俳句が得意な利用者さんの新作俳句を、ホームページ俳句コーナーに掲載しました。いつものようにお母様が書き添えられた暖かくほっこりとする絵柄と共にお楽しみください。
【気になる季語・テーマ「分かりづらい季語」】
今回は利用者さんが使われた季語の中から、難読ではなくても少し読み方に迷う季語や、季語が分かり辛い句などを選んでみました。
では、まず初めに、ちょっとクイズをひとつ。(笑)
Q : 次の句のどれが季語で、季節はいつでしょうか?
「ずるずると尾の消えて蛇穴に入る」
答えは画像の次に有ります。(蛇が苦手な方ゴメンナサイ...でもお母様の絵はとても可愛いですね。)

クイズの答え : この句の季語は「蛇穴に入る」(ヘビアナにハイる)〔中秋の季語〕です。「蛇」と思われた方もいらしたと思いますが、春の季語の「蛇穴を出ず」(ヘビアナをイず)などと同様に、単一名称だけでなく、様態を表す文節そのものが季語となる場合もあります。
「星月夜」
(ホシヅキヨ・ホシヅクヨ)〕〔三秋の季語〕
良く晴れて澄んだ秋の夜空、星が美しく輝き月夜のように明るい夜の趣を伝えます。
ゴッホの絵を思い浮かべた方もいらっしゃるでしょうね。

「野分」
(ノワキ)〔中秋の季語〕
野の草を吹き分けてなぎ倒す嵐のような秋の強風。「野わけ」とも表します。
利用者さんの句、お母様の絵からも、季語の趣がよく伝わってきますね!

「淑気」
(シュクキ)〔新年の季語〕
新年の清澄な空気、気配を表し、「淑気満つ」などと使われます。(もともとは漢詩に使われていた言葉で「淑」には〔水が清らかに澄む〕という意味があるそうです。)
新年の澄んだ空の高み、ゆっくり飛んでいるように見える飛行機、淑気満つ。
その情景、そして利用者さんの清々しい心情、伝わってきますね。

「梔子の花」
(クチナシのハナ)〔仲夏の季語〕
以前に少し触れた例ですが、「枇杷」だけなら夏の季語、「枇杷の花」と花が付くと冬の季語になります。同じように「梔子」(クチナシ)だくの場合は「実の時期」を指し秋ね季語になります。また「山梔子」(サンシシ)は夏の季語というように、様態の移り変わりを表し、共に季節の移ろいを季語は伝えています。


少し長いお話になりましたが、利用者さんの俳句をより楽しみにして頂く、また読み返して頂くきっかけになりましたら嬉しく思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

