事件発生!正直箱が壊される
先日のことです。
ちょっとした“事件”が起きました。
なんと「正直箱」が、何者かによって壊されていたのです。
正直箱とは、私たちがミカンの無人販売で使っている料金箱のこと。正直箱はその名の通り、「正直にお金を入れてくださいね」という信頼の上に成り立っている箱です。

そんな箱が壊された、という知らせ。
なかなかのショッキングなニュースでした。
とはいえ、そこは我らが所長。
その日のうちに、ささっと修繕。何事もなかったかのように、正直箱は元の場所へ戻っていきました。

さて、この無人販売、いんくるネットがまだ柳町にあった頃から、もう7年も続いています。「正直箱」という名前は、立ち上げ当初の職員さんが名付けたものだそうです。
ちなみに今の箱は二代目。だから名前が「シン正直箱」になっています。
初代はなんと、朝市で「売ってほしい」と言われて旅立っていきました。
どこかで活躍しているかもしれませんね。市内のどこかで見かけたら、それは元・初代正直箱かも…。
で、過去を振り返ってみると、料金のごまかしはあったものの、箱そのものが壊されるのは初めての出来事。ちなみに、昔は、箱の上に置いていた仏像だけがいなくなったこともあったとか…。ミステリーです。
最近は市内の農家さんの無人販売でも、料金が合わなくて困っている話は耳にしますし、防犯カメラが捉えた神社の賽銭泥棒の映像を見たこともあります。
そういう話に触れると、なんとも言えない気持ちになります。
私たちのみかんは、小田原の農家さんが育てたものを、仕入れに行き、袋に詰めて、色んな人の労力がつまったものです。
それを盗んだり料金をごまかしたりする心境って…
もちろん、世の中にはいろんな事情を抱えた方がいます。
もしかしたら、どうしてもみかんが食べたかったのかもしれない。
あるいは、ただ出来心だったのかもしれない。
とはいえ、人通りのある道沿いでよくそんなことができたなあ、とも思ってしまいます。
でもその一方で、むしろ最近は、「多めに入っている」という、ちょっと不思議でありがたい現象も。見えないところで、誰かの“やさしさ”や“気持ち”が、そっと置かれているのかもしれません。
無人販売という仕組みは「人を信じること」が前提にあるもの。のどかで平和、治安の良さの象徴のように思います。秦野市内には無人販売がたくさんありますが、それもまた、この地域の魅力のひとつですよね。
いろいろな出来事はありますが、これからも、平和で、安心して暮らせるまちでありますように。

