利用者さん新作春から夏の俳句ご紹介と新コラムのお知らせ

こんにちは

俳句の得意な利用者さんの新作を俳句コーナーにあげました。今回は春から夏の句です。ご覧ください。
春の俳句 https://inclnet.com/haiku/haiku_spring/
夏の俳句 https://inclnet.com/haiku/haiku_summer/

俳句の得意な利用者さんは、お詠みになった句を、それぞれ4枚の短冊紙に栞としてしたためられます。その短冊に、利用者さんのお母様は句に倣った絵を1枚毎に違えて描かれています。こうして栞として形にする時、利用者さんの俳句はもちろんですが、お母様の絵も、とても大切なファクターで、同じ句でも1枚1枚の味わいが違ってきます。それぞれ全てをお見せしたいのですが、構成上、俳句コーナーにあげられるのは1枚だけですので、今まで他の3枚をほとんどご紹介できませんでした。そこでこれからは、こちらのニュースコーナーで4枚を揃えた画像を順にご紹介していきたいと思います。

今回のご紹介分をどうぞご覧ください。

また、新企画として、利用者さんの句に使われた季語を選んでお話させて頂くコラム「気になる季語」を始めさせて頂きます。こちらも宜しくお願いいたします。

【気になる季語】

「月」(秋の季語)

いきなり大きな題目で申し訳ありません。もちろん季節は前後の言葉文脈で変わってきます、利用者さんは「春の月天心」「星月夜」「月冴ゆる」なども使われていますが、単に「月」と詠んだ場合は秋の季語となるそうです。

月といえば、先日9月8日は皆既月食「ブラッディムーン」と話題になりました。深夜でしたがご覧になった方も多かったようですね。ちなみに9月10月の満月で秋分の日に近い方が「ハーベストムーン」と呼ばれるため、今月の満月は「コーンムーン」だそうです。どちらも秋の収穫を願うものですね。季語や雑節にもそんな意味合いの言葉が多く有り俳句に詠まれます。いつかそんな呼称が日本で定着したら、新しい季語として使われるかもしれません。季語は時代と共にある言葉、そうなれば利用者さんの表現もまた拡がっていくと思います。

また楽しんで頂けますよう願って、今回のコラムを終えます。