大正時代に発行!歴史を感じるの古い本

こんにちは!

今回は、本の話題です。
ご存じのように、いんくるネットでは古本を販売していて、
時々、珍しい本に巡り合うことがあるので紹介することにします。

今日紹介するのはこちらです。
http://jp.mercari.com/item/m61768573412

「國譯漢文大成」

なんと!!!大正11年発行の本です。
今から102年前の本ということになります。
手に取ってよく見てみると、とても歴史を感じることができます。

この装丁、すごくないですか?

表紙にデザインされているのは中国の聖人でしょうか。
この部分、よく見ると凹凸がありますよね。
活版印刷の「空押し」「箔押し」という技術が施されています。

また、上部は「天金加工」で仕上げていて、このように金色なんです。
長い年月を経て味わい深い金色の「いぶし金」となっていますが、出版された当時はピカピカに光っていただろうと思われます。
今の時代にはなかなか見ることのできない、なんとも豪華な装丁です。

中を開いてみると、書かれているのは、

「本書は、史記全篇を収容したるものにして、分かちて四巻と為し…」
「皆、脚注に之を明記せり」
などなど…

読めるようで読めない、難しい旧漢字と古めかしい言葉遣いに圧倒されます。

大正時代といえば、私たちより3、4世代前の時代。
今現在、まだ大正時代生まれでご存命の方もいるくらいなので、遠い遠い昔でもないのですが、
当時の日本人はこのような難しい言葉を読み書きしていたのですね。

この本は大学の図書館から寄贈いただいたものなので、研究者や学生さんたちの勉学に役立っていたのだと思います。
今日に至るまでにどんな人たちがこの本を手に取ってきたのだろうかなど、いろいろ想像を巡らせると、感慨深いものがあります。

今回は、そんな歴史を感じる貴重な本があります、というお話でした。
多分、普通には買うことが難しい本です。

もし興味を持たれた方、欲しいという方のお手元に、お届けできましたら幸いです。
http://jp.mercari.com/item/m61768573412